って思っていたら、同業者の友人やスタッフたちが、「うちも同じ〜！」って言っているのを聞いて、ホッ・・・。ちょっと安心。うちだけじゃないんだ〜！
『犬を一緒の寝室やベッドで寝かせるのはよくない！』と、ひと昔前までは（今も？）言われていました。理由は『犬が自分を優位と感じてしまうから（権勢症候群）』というもの。
はたして本当にそうなのだろうか？
・・・いろいろと検証を重ねた結果、モーゼ一家の答えは”ＮＯ！”
犬たちとの信頼関係がきちんと築かれていれば、一緒に寝ようが寝まいが問題ないはず。
ただし！
飼い主⇔犬との正しい付き合い方ができていれば、の話。
まだ、犬が若くて抑制がきかない、とか、もともとα傾向が強い犬である・・・とか、あとは飼い主が未熟、という場合はマズイですね、きっと。信頼関係をカン違いしている飼い主さんも多いので注意しましょう。自分を慕ってくれるだけではなく、必要な時、ちゃんと言うことをきいてくれるかどうか、我慢ができるかどうか、がひとつの目安になるでしょう。
基本的に、飼い主が眠る時は場所を譲る・・・というのが犬の本来あるべき姿だと思います。そして、眠ったら、何かない限り、起こさない・・・。
モーゼは小さい頃からそれが出来ていました。教えたわけでもなんでもありません。ノアは、よりお転婆で、生後８ケ月くらいになってやっと理解してくれたようです。モーゼを見て習ったようです。犬たちが勝手に考え、やっています。
ちなみに、ベラ、グレタ、イサミ、アン、に関しては夜は各自ケージの中で眠ります。モーゼ、ノアとの関係（親分と子分）を明確にさせておくためもありますが、夜中のドンチャン騒ぎをさけるため（犬たちがまだ「お子様」なので〜す）というのがその理由。
実際、ショーで全米ナンバーワンに輝いたある犬のハンドラ−は、犬との関係をより親密にするために、食事も、外出も、もちろん、夜も一緒にベッドで、一日中、何をするのも一緒に過ごすのだとか。日本にも同じようなことを実行している著名なハンドラ−や訓練士がいます。もちろん、それなりの成績をあげています。何か問題はないか、と聞いたら、
「可愛くなって離れられなくなってしまうよ。でも、リンクでみせる表情が格段に良くなるね！」
というようなことを言っていましたっけ。
まあ、何もわざわざ犬をベッドルームに入れる必要はないので、問題になるようなことではないかもしれませんね。この飼い主的には、
”夜中に犬たちが、おなかの調子をくずしてトイレに行きたくなって、でも気付いてあげられなかったら苦しくて可哀想・・・”
と、
”朝、起こしてくれるひとがいないと寝坊するので不安・・・（目覚ましが鳴ると犬達が起こしに来てくれる）”
という２つの理由あってのことらしいですが・・・。
一緒のベッドで眠る・・・もうひとつ問題点をあげるとすれば、衛生的なことかもしれないですね。今のような季節＝春先は、犬たちも体に大量の花粉をつけて帰って来ますから、花粉症の人には辛いかも？また、泥やホコリも持参します。掃除が大変になることは覚悟しなくてはなりませんよ〜。
