コリベビ日記1〜モーゼ&ノア、二世誕生!〜(2002/2月号)
 2002年2月23日、僕とノアのあいだに念願のベビーが誕生しました!
この日がどんなに待ち遠しかったことか・・・!
 我が家で生まれた、2頭の初めてのコリーベビー、”コリベビ”たちは、トライ:570g、ブルーマール:500gと想像以上に大きく、初産のノアもビックリ! ちょうど3週間前に出産したチワワのマーヤ母さんは、2kgちょっとの小柄な体でヒョイヒョイっと3匹、お産も軽かったのに、ノアは、というと逆子なうえにビッグなお子様で、一苦労。でもなんとか無事、産声を聞くことができ、ホッと一安心。ノア嬢もよく頑張りました。初めてなのに上手にへその緒を噛み切って、ベビーたちをすみからすみまでなめまわします。用意してあった産室はそっちのけで、コニちゃんのフカフカのベッドの上での出産でした。僕はその様子を下からじっとみていたんだ。

   (↓生後1日め)
 コリベビたちは、鳴いて、おっぱい飲んで、眠って、時おり「あくび」して〜ってな感じで、気楽そうだ。僕にもこんな時があったんだ・・・。

 コリベビたちはどちらも女の子。まもなく名前がきまりました。先に生まれたトライの子は ”ベラ Bella ”。巨匠マルク・シャガールの愛しの奥さんの名前なんだって。次に生まれたブルーの子は ”グレタ Greta ”。名女優グレタ・ガルボのように美しく!ってことらしい。はたして一体どんな子に育っていくのか、僕も楽しみだ!
 ベラとグレタ、このふたりの存在が確認されたのは、忘れもしない、2002年1月18日。ノアのお腹を触っていたコニちゃんが、”あっ、何かある!”・・・早速病院に行ってエコーをあててみると、”いる!!!”ということで、大騒ぎでした。
 
 ワンコの妊娠の確認は、早ければ交配後3週間〜で可能になります。慣れればおよそ25〜28日めくらいで、ピンポン玉〜ゴルフボールサイズの胎仔(胚)が触知可能です。(※この期間を過ぎると触診はやや困難になります。また、頭数が少ない、胸郭近くに在胎しているもの、では、初期の確認は難しいことがあります。)
 妊娠1ヶ月めを過ぎる頃になると、個体差がありますが、乳腺が脹って、赤みをおびてきます。このころ、一時的に食欲が落ちたり、精神不安定になることがあるようです。ひとの「つわり」のようなものでしょうか。(※犬には偽妊娠というものがあります。妊娠していなくてもお乳が出たり、巣作りをしたりしますしますので、この徴候だけでは妊娠の確定はできません)
 妊娠50日めを過ぎたらレントゲンを撮って頭数を確認します。これは、大事なことです。実際、無事にお産がすんだ〜!と思っていても、死亡胎仔がいる場合、陣痛が起こらず、気付かないのでそのまま時間がたち、腐敗して母犬の状態が危うくなることがあるからです。(※レントゲン撮影は、早いと胎仔の骨化が未熟なため、うつってきません)
 出産1週間前くらいから体温が低下してきます。個体差がありますが37、0〜38度台になります。毎日朝夕、体温測定をします。急激に下がったら(大型犬で36〜37度、小型犬で35〜36度くらい)24時間以内に産まれる!というサインです。

←妊娠28日めのノアのエコー像
直径3cmくらいの胎仔(これは多分ベラ!)がうつってます!